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讖緯思想(しんいしそう)

中国古代の一種の予言思想。その書物を経書(けいしょ)に対して緯書(いしょ)と呼ぶ。戦国時代の天人感応の思想を背景とし,陰陽五行説の影響を受けて秦代頃からおこり,漢代,特に後漢で流行した。瑞祥や凶兆を天意の表現とし,これによって社会の禍福を予言するもので,為政者や学者もこれを信じたため弊害も生じた。晋代以後は人心を惑わすとしてしばしば禁じられた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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