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[中国の歴史6]インフォグラフィックで、もういちど読む山川世界史 Vol.14〜明の統一と衰亡〜
日本が南北朝に分かれて争っていた頃、中国ではモンゴル帝国が衰退し、国は乱れていました。そんな中、農村から出て天下をとったのが朱元璋。明を建国し、さまざまな改革を断行して新しい体制を築きました。皇帝のワントップ体制はその後、王朝が変わった後も長く中国に定着していきます。
インフォグラフィックで「中華帝国の繁栄(前編)」〜『新 もういちど読む山川世界史』より〜
明の統一
1368年に明
(1368~1644年)をたて,
〈位1368~98〉となり,
ただちに元を
モンゴル高原に撃退して,
中国を統一した。
約500年間の皇帝専制の
政治体制の基礎をつくった。 すなわち宰相を廃止して
朱子学を採用して科挙を確立し,
兵制として衛所を編制した。
里甲制をしき,
六諭を発布した。
〈位1402~24〉は,
都を北京に移し,
対外的に積極策をとった。
ベトナムを直轄領としたほか,
宦官の鄭和をつかわして
多くの国に朝貢をうながした。
明の衰亡
明の国力はまもなくおとろえた。
自由な活動を許さなかったので,
それに不満をもつ諸国と
しばしば衝突した。
皇帝をとらえ(土木の変),
16世紀にはモンゴル(韃靼,タタール)が
華北へ侵入して略奪をくりかえした。
倭寇の侵入が激しかったので,
あわせて北虜南倭といった。
侵略に苦しむ朝鮮への援軍の派遣,
女真との戦争などで軍事費が増大し,
明は財政難におちいった。
宦官も権力を乱用したので,
政治がおおいに乱れた。
李自成〈1606~45〉に
北京を攻略され,明は滅亡した。
関連用語
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