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- 最上の善い生き方は、水のごとくである(上善は水の若し)。
最上の善い生き方は、水のごとくである(上善は水の若し)。
古代中国の思想家 老子『老子』
水はすべてのものに恵みを与え、どんなものにも柔軟に対応するが、自身は目立たない低い所で満足し、謙虚で、おのれの功績を誇ることがない。現代社会では自己アピールも必要である。しかし、いつも大声で「おれがおれが」人をかきわけ前に出ようとする者からは人の心は離れ、妬みや嫉みが生まれ、あげくに誰かに足をひっぱられることにもなりかねない。組織の中でどうすればみんながうまくいくか、つねに全体のことを考え、背後からみんなをバックアップする者に信頼が集まる。信頼を集めた者は、みんなの力をわが力にして前に進める。上善は水のごとし。もういちど読む山川哲学 ことばと用語、53ページ、2015年、山川出版社
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