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人間は欲しさえすれば、何でもできる。
ルネサンス期の万能人 アルベルティ
ルネサンス期の人びとは、人間の潜在的な能力を十分に発揮した理想的な人物像を、万能人とよんだ。もちろん、我われはすべてをなしうる能力をもつわけではない。しかし、自分の潜在的な能力を最大限に発揮しようと努力することはできる。その第一歩は、やってみようと意欲することである。意欲がなければ、人生、何も始まらない。意欲してトライした後に、それを振り返ってはじめて何ができ、何ができないかがわかる。できる、できないが分かってから石橋を叩いて渡っていては、今の自分を超えることはできまい。あるスポーツ界のリーダーは言った、新しい試みをするにあたって「時期尚早と言う人は、いつまでも時期尚早と言う」。それでは何も始まらない。人生とは試みであり、意欲して挑戦する限りは、できると信じて進むことである。もういちど読む山川哲学 ことばと用語、24ページ、2015年、山川出版社
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