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  2. 求めよ、さらば与えられよう。たずねよ、さらば見出そう。戸を叩け、さらば開かれよう。

求めよ、さらば与えられよう。たずねよ、さらば見出そう。戸を叩け、さらば開かれよう。

イエス=キリスト 『新約聖書』

みずから求める者に、門は開かれる。向こう側で門を開くものがだれか、運命か、偶然か、神か仏かは、さておこう。我われにとって肝心なことは、こちら側でみずからが求め、たずね、戸を叩き続けることである。開くか、開かないか、その答えは叩いた者にのみ与えられる。叩かない者には何も起こらない。よくよく考えたうえで、なお、やるか、やらないか迷う時は、やる方向に舵を切ってみてはどうだろうか? やってみれば、たとえ失敗しても後悔は少なく、失敗から学ぶこともできる。求め続けなければ、何もえられない。戸を叩くのは自分である。自分にできるのは、あきらめずに戸を叩き、求め続けることである。

もういちど読む山川哲学 ことばと用語、24ページ、2015年、山川出版社

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