1. 記事
  2. テーマから探す
  3. 社会(世の中のしくみがわかる)
  4. 4コマで「ヨーロッパ統合」(拡大編)

4コマで「ヨーロッパ統合」(拡大編)

EU離脱を来年に控えるイギリスですが、ヨーロッパ統合が始まった当初から、フランスやドイツとは距離をとってきました。しかし70年代、ついにECに加盟すると…

4コマで「ヨーロッパ統合」(拡大編)

4コマで「ヨーロッパ統合」(拡大編) 4コマで「ヨーロッパ統合」(拡大編) 4コマで「ヨーロッパ統合」(拡大編) 4コマで「ヨーロッパ統合」(拡大編)

ヨーロッパ共同体(EC)

1967年7月,ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)の最高機関,ヨーロッパ経済共同体(EEC)とヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)の委員会の3者が統合,EC委員会を結成し,同時に理事会もEC理事会に一本化されたことにより誕生。当初,フランス,西ドイツ,イタリア,オランダ,ベルギー,ルクセンブルクの6カ国が参加。73年イギリス,アイルランド,デンマーク,81年ギリシア,86年スペイン,ポルトガルが加盟。関税同盟を完成し,同時に共通農業政策(CAP)も始動。87年,単一欧州議定書が発効,EFTAエフタとEEAを形成。93年に発効されたマーストリヒト条約により,ECはEUに発展的に解消された。

山川 世界史小辞典(改訂新版)、727ページ、2004年、山川出版社

ヨーロッパ自由貿易連合(EFTA)

ヨーロッパ経済共同体(EEC)設立の構想が明らかになると,大陸市場からの孤立を恐れたイギリスは,全ヨーロッパ自由貿易地域の密接な経済連合を創設する構想を提起した。しかし,EEC側,特にフランスとの意見対立のため,イギリスのEEC加盟は成功せず,オーストリア,スイス,ポルトガル,デンマーク,ノルウェー,スウェーデンに働きかけて1960年5月EFTAを結成した。86年フィンランドが加盟。最高機関は加盟国代表による閣僚理事会。EECと競合関係にあったが,連合加盟国間の結びつきはゆるかった。94年EUとの間でEEAを結成,その実質的意味は低下した。

山川 世界史小辞典(改訂新版)、727ページ、2004年、山川出版社

シリーズ:4コマで「ヨーロッパ統合」

この記事が気に入ったらいいね!しよう

編集部おすすめ記事