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インフォグラフィックで、もういちど読む山川世界史 Vol.02「農耕牧畜の開始」
種をまいて作物を収穫し、食べるために家畜を育てるーーそれは人類にとっての大きな革命でした。山川出版社のベストセラー「新 もういちど読む 山川世界史」より、「農耕牧畜の開始」の物語をインフォグラフィックで。
農耕・牧畜の開始
人類が農耕や牧畜生活にはいったことは,
自然を積極的に利用して,
自力で食糧生産をはじめたことを意味し,
人類の進歩にとって画期的なことであった。
自然を積極的に利用して,
自力で食糧生産をはじめたことを意味し,
人類の進歩にとって画期的なことであった。
最初の農耕・牧畜生活は,
西アジアからはじまった。
地中海東岸から
北イラク・イラン西部にかけての地域には,
野生の麦類や,家畜として飼うのに適した
野生のヤギ・羊・豚などが存在した。
そのため西アジアの人びとは,
この有利な条件を利用して,
前9000年頃から他にさきがけて,
麦の栽培と食肉用の家畜の
飼育をはじめるようになった。
また磨製石器とともに
土器や織物をつくり,
土や日干し煉瓦の小屋をたて,
集落を形成した。
こうした農耕・牧畜とともに
はじまるあたらしい時代を
新石器時代といい,
この大きな変化を新石器革命ともよぶ。
以来今日まで,
人類の生存は基本的に
農耕・牧畜にささえられてきたのである。
「新 もういちど読む 山川世界史」P.09-10
「農耕・牧畜の開始」より
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