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安閑天皇(あんかんてんのう)

記紀系譜上の第27代天皇。6世紀前半の在位という。勾大兄(まがりのおおえ)皇子・広国押武金日(ひろくにおしたけかなひ)天皇と称する。継体天皇の長子。母は尾張連草香(おわりのむらじくさか)の女目子媛(めのこひめ)。「日本書紀」によると,継体の死後,3年たって即位したことになるが,この間,異母弟欽明天皇との間に対立がおこり,内乱もしくは2朝並立の事態が生じたとする説もある。「日本書紀」には,この天皇の代のこととして多くの屯倉(みやけ)・名代(なしろ)の成立が伝えられる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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