佐賀県有田町産の焼物の総称だが,主として磁器をさす。開窯された江戸初期から製品が出荷された港名を冠した伊万里焼の名称が通用したが,近年有田町の磁器だとして,地元では有田焼の称が普及している。実体は伊万里焼と同一。江戸時代の磁器を伊万里焼とし,近代の磁器を有田焼ととなえる風潮もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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