姉川の戦(あねがわのたたかい)
1570年(元亀元)6月28日,近江国野村・三田村(現,滋賀県長浜市)付近の姉川河畔で織田・徳川連合軍が浅井・朝倉連合軍を破った戦。織田信長は同年4月,越前朝倉氏を攻めたが,浅井長政の裏切りで失敗した。6月,信長は2万5000の軍勢を北近江に展開,徳川家康の援軍5000を得,浅井軍5000~6000および朝倉軍1万5000と激突。はじめ浅井・朝倉軍が優勢だったが,徳川軍の力戦によって形勢が逆転した。浅井・朝倉両氏滅亡の端緒となり,濃尾と京都を結ぶ要路の近江を掌握することになった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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