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飛鳥板蓋宮(あすかのいたぶきのみや)

皇極・斉明天皇の宮。642年(皇極元)東は遠江国,西は安芸国に至る諸国から丁を徴発して,4カ月間の造営を計画し,翌年遷宮する。大化の改新の舞台となるが,大極殿(だいごくでん)や十二門の表記は潤色か。645年(大化元)の孝徳天皇による難波遷都後も宮は存続し,655年(斉明元)同宮で斉明天皇として重祚(ちょうそ)するが,冬に焼失する。奈良県明日香村岡に伝承地があり,国史跡に指定されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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