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足利義持(あしかがよしもち)

生没 1386.2.12~1428.1.18 室町幕府4代将軍(1394.12.17~1423.3.18)。3代義満の子。母は三宝院坊官安芸法眼の女藤原慶子。法名勝定院顕山道詮。従一位内大臣・贈太政大臣。将軍就任後も,父義満は依然実権を掌握し,義持の異母弟義嗣(よしつぐ)を偏愛した。父の死後,斯波義将(しばよしゆき)の補佐で家督の地位を再確立するため,義将ほか管領を重用し,義満への太上法皇号宣下(せんげ)の辞退や対明通交の停止などを行った。また,北畠満雅の挙兵や上杉禅秀の乱を鎮定し,義嗣を殺害。のち富樫満成(みつなり)や赤松持貞ら近習が,将軍専制をめざして守護大名勢力と対立するが,いずれも大名側の反撃にあって失脚。嫡子義量(よしかず)に将軍職を譲り出家するが,義量はまもなく早世。その後,後嗣未決定のまま没する。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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