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足利義栄(あしかがよしひで)

生没 1538~68.9.30 室町幕府の14代将軍(1568.2.8~68.9.30)。12代義晴の弟義維(よしつな)の長子。母は大内義興の女。初名義親。法名光徳院玉山。従五位下左馬頭。阿波国平島荘(現,徳島県阿南市)で誕生。三好長慶の支持がえられず,一時大内氏を頼って周防に移る。63年(永禄6)阿波に帰還。65年,松永久秀らによる将軍足利義輝殺害後三好三人衆に擁され,翌年摂津国富田(とんだ)に入るが,久秀と三人衆の対立で入京できなかった。67年,将軍宣下(せんげ)を請うが許されず,翌年2月に宣下。同年9月に織田信長に奉じられた義昭が上洛,義栄は対戦を前に病没。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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