アジア・アフリカ会議(アジア・アフリカかいぎ)
バンドン会議とも。略称AA会議。1955年(昭和30)4月18~24日,インドネシアのバンドンで開催されたアジア・アフリカ諸国29カ国の国際会議。このアジア・アフリカ諸国だけの史上初の国際会議は,東西冷戦の論理とは異なる,南北問題を基軸とする反植民地主義,反人種主義の立場からの新しい国際関係のビジョンを提示し,「平和十原則」として発表した。内容は,基本的人権と国家の主権・領土保全の尊重,人種平等,内政不干渉,紛争の平和的解決,国連憲章の尊重などであった。第2回会議も予定されていたが,参加国の内乱や地域紛争の発生によって実現していない。2005.4.22~23に50周年記念会議。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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