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愛国社(あいこくしゃ)

1875年(明治8)2月22日,板垣退助・片岡健吉ら立志社の社員が中心になって大阪で結成された,日本で最初の全国的規模の自由民権結社。全国の民権運動の指導的役割をはたした。結成大会には徳島・福岡・大分・熊本・石川などの各県から40余人の参加者があった。東京に本社をおき,年2回大会を開催することを決定したが,十分な活動も行わないうちに解散。西南戦争後の78年,再び立志社が愛国社再興をよびかけ,大阪で再興大会が開催された。翌年の第3回大会で国会開設請願書の提出が決定され,第4回大会には,2府22県から集めた8万7000余人の署名人の代表114人が結集し,国会期成同盟と名を改め,発展的に解消した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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