陳(ちん)

中国の南北朝時代の南朝最後の王朝(557~589)。梁(りょう)の太守であった陳覇先(ちんはせん)(武帝)が侯景の乱で勢力を強め,梁の敬帝から禅譲をうけて建国。都は建康(現,南京)。百済(くだら)のほか高句麗(こうくり)と新羅(しらぎ)の朝貢を毎年うける。しかし北朝には劣勢が続き,ついに隋の楊堅(ようけん)(文帝)の攻撃をうけて滅んだ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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