1. 用語
  2. 日本史 -ち-
  3. 徴兵令(ちょうへいれい)

徴兵令(ちょうへいれい)

国民の義務兵役制の大綱を示した太政官布告。1873年(明治6)1月10日公布。男子は満20歳で徴兵検査をうけ,3年間の常備軍(現役)に服し,除隊後も在郷軍人として戦時の動員召集をまつこととされた。布告は緒言・6章・付録からなり,そのうち常備兵免役概則は,官吏および官公立学校生徒,代人料上納者など広範な除外規定を有し,国民皆兵主義が貫かれていたわけではなかった。のち79年,83年,89年,95年,1904年などの改正で兵役年限の延長と免役条項の縮小が図られた。1927年(昭和2)兵役法と改称された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう