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帳付(ちょうづけ)

書役とも。近世宿駅の下役人。宿駅の問屋場で問屋・年寄の指図に従い,宿継ぎ関係の帳簿付けなどの実務にあたった。宿内の小商人・小農民から選ばれて,給金をもらって勤めた。紀行「磯山千鳥」に,武士や助郷農民などさまざまな人に対するため,すれからしが多いと記されているように,たんに文字が書け,算盤もできるだけでは勤まらない職であった。なお検地その他で帳簿をつける係の役人なども帳付とよぶことがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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