朝鮮総督府の米増産政策。植民地を含めた米穀自給を目的に,輸入外米にかわって対日移出増をねらった計画。第1次計画は1910年代の耕種法改良を前提に,土地改良事業を軸に20年(大正9)開始,3・1独立運動後の文化政策の一環でもあった。第2次計画は低利資金に裏づけられた大規模な計画で,26年(昭和元)開始。移出量の激増により国内に移入制限を求める世論も強く,34年中断。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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