治承の兵火に焼けた東大寺復興造営の大勧進,俊乗房重源の肖像彫刻。1206年(建永元)の上人没後まもない頃に供養のために造立されたとみられる。徹底した写実性と上人の内面にまで迫る優れた造形を示し,慶派の一流仏師によって造られたと推定される。高さ82.5cm。東大寺蔵。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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