茶屋四郎次郎(ちゃやしろうじろう)
生没 1542~96.閏7.27 近世初頭の豪商茶屋家の初代当主。名は清延(きよのぶ)。京都の呉服商茶屋四郎左衛門明延の子。若年から徳川家康の側近として戦陣に従い,軍需物資の調達や上方筋からの情報伝達にもあたった。豊臣秀吉政権下では,家康のために諜報活動をしたり,豊臣氏との調停をはかるなどしている。家康の朝廷工作にかかわり,関東への領地替では江戸町割を担当し,江州代官も勤めた。以後,茶屋本家当主は代々四郎次郎を襲名している。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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