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智積院(ちしゃくいん)

京都市東山区にある真言宗智山派の総本山。五百仏頂山と号す。院号は根来(ねごろ)寺にあった学問所に由来。1585年(天正13)根来寺が豊臣秀吉の攻撃で焼失した後,徳川家康の庇護を得て豊国社の一部を与えられた玄宥(げんゆう)が現在地に再興。江戸時代には学問研究の中心として多数の学徒を集めた。国宝の安土桃山時代の障壁画や張即之(ちょうそくし)筆「金剛経」をはじめ,多数の寺宝を所蔵。庭園は国名勝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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