横穴式石室や横穴墓などの玄室と外部を結ぶトンネル状の部分をさし,入口を羨門という。通常は玄室より幅や高さが小さい。玄室の中央につくもの以外に一方に偏ったもの,なかには玄室と羨道の境界が明確でないものもある。この部分で祭祀が行われた例もある。羨門は石で閉塞され,追葬の際にはずす。慣用的に「せんどう」とも読む。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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