野礼幾的爾・エレキテリセイリテイとも。オランダ語のelektriciteitの転訛。広義には電気の意味だが,日本では江戸中期に静電気を発生させる摩擦起電機をさした。平賀源内が1776年(安永5)製作したエレキテルが有名。火花放電・感電などの静電気現象は見せ物として利用された。幕末期にはダニエル電池が移入され,これを用いた誘導起電機が作られた。佐久間象山の製作した電気治療器もこの一種。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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