1962年(昭和37)11月に結ばれた協定にもとづき行われた日中間の準政府間貿易。調印者である中国首脳の廖承志(りょうしょうし)と自民党高碕達之助のイニシャルからLT貿易とよばれる。池田勇人内閣の登場で,一時中断していた日中間の交流が再び活発化し,LT協定が成立した。化学肥料・鋼材・プラント(日本側),石炭・鉄鉱石・大豆(中国側)などの輸出を内容とする。74年の日中貿易協定締結により幕を閉じた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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