江戸時代,キリシタン検索のために実施された方法。キリシタンの信仰対象である聖画像などの踏絵を足で踏ませること。1620年代後半頃,長崎ではじめて実施。当初はキリシタンが棄教したことを証明する手段だったが,17世紀中頃に宗門改が制度化されてからは一般の者へも実施され,キリシタンでないことを証明する手段となった。ただしキリシタンが多数生じた九州に限られるが,宣教師の潜入,漂流民の帰国,崩れなどの際にも実施された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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