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江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)

山東京伝画作の黄表紙。3巻。1785年(天明5)江戸蔦屋重三郎刊。醜男ながら金持でうぬぼれ屋の艶二郎(えんじろう)が周囲におだてられ,世に浮名をたてようとばかげた努力をするさまを描く。艶二郎という語がうぬぼれの代名詞として流行したほど大評判となり,何種かの後摺本も確認できる。黄表紙の技法を駆使し滑稽の限りを尽くした黄表紙中の傑作。「日本古典文学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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