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文屋康秀(ふんやのやすひで)

生没年不詳。平安前期の歌人。六歌仙・中古三十六歌仙の1人。宗于(むねゆき)の子。子に朝康(ともやす)。官人としては卑官に終始した。「古今集」仮名序では「詞(ことば)はたくみにて,そのさま身におはず,いはば商人のよき衣(きぬ)着たらんがごとし」と評される。「古今集」に5首,「後撰集」に1首入集するが,「古今集」の2首は子の朝康の作ともいう。小野小町と親密であったらしい。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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