第1次大戦後,各国で盛んとなった社会主義の推進を目的とする演劇運動。ヨーロッパでの労働者主体の民衆劇場に始まり,日本でも1920年代からアナーキズムや表現主義の影響をうけた芸術家を含めて運動が多発した。大正・昭和初期に内部分裂や合体をくり返し,28年(昭和3)日本プロレタリア劇場同盟が結成されたが,34年当局の圧力で解散。第2次大戦後はかたちをかえ継承された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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