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藤原百川(ふじわらのももかわ)

生没 732~779.7.9 奈良後期の公卿。宇合(うまかい)の八男。母は久米若女(わかめ)。式家。はじめ名を雄田麻呂(雄田万呂)と称し,771年(宝亀2)頃百川と改名。759年(天平宝字3)従五位下に叙され,左中弁・右兵衛督・河内大夫などを歴任。771年参議となり,中衛大将などを兼ね,従三位に至る。白壁(しらかべ)王(光仁天皇)を擁立,皇太子他戸(おさべ)親王を廃して山部親王(桓武天皇)の立太子を実現するなど権謀術数にたけた。外孫淳和(じゅんな)天皇の即位により太政大臣正一位を追贈される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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