生没 ?~1157? 平安後期の武将。清衡の子。母は平氏という。陸奥・出羽両国の押領使。父の死の直後,1129年(大治4)兄惟常(これつね)と戦って勝利を収め,奥州藤原氏2代目当主の地位を確立。平泉を本拠に奥羽両国を支配し,子の秀衡とともに奥州藤原氏の全盛期を築いた。摂関家に所領を寄進しその管理にあたったが,53年(仁平3)年貢増徴をめぐって藤原頼長と争った。毛越(もうつう)寺を建立。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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