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風信帖(ふうしんじょう)

空海が最澄にあてた812~813(弘仁3~4)頃の手紙3通。1巻。もと5通あったが,1通は盗難,1通は関白豊臣秀次に進上されたという。書出しの「風信雲書」からこの名がある。その書は,伝統的王羲之(おうぎし)の書法に顔真卿(がんしんけい)の書法を加味し,日本書道史上最も著名な名品。空海と最澄の親交を物語るものとして仏教史上意義深い。教王護国寺蔵。縦29.7cm,第1通横57.6cm,第2通横49.1cm,第3通横52.1cm。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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