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箱館奉行(はこだてぶぎょう)

江戸幕府の遠国奉行の一つ。老中支配。幕府は1798年(寛政10)蝦夷地取締御用掛をおき,翌年東蝦夷地を仮上知(あげち)した。1802年(享和2)2月東蝦夷地全域を永久上知して蝦夷地奉行を新設,同年5月箱館奉行と改称。ロシア南下への対応と蝦夷地収益を主務とした。07年(文化4)松前奉行と改称し,22年(文政5)廃止。54年(安政元)箱館開港決定により再置。奉行所は64年(元治元)五稜郭に移転。職務は蝦夷地警備と開拓。68年(明治元)4月箱館裁判所の設置により廃止。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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