平野国臣(ひらのくにおみ)
生没 1828.3.29~64.7.20 幕末期の尊攘派志士。福岡藩士平野吉郎右衛門の次男。普請方などで江戸・長崎に勤務したが,ペリー来航後尊攘論者となり,1858年(安政5)脱藩上京。以後九州各地を遊説し尊攘派の結集にあたる。安政の大獄時から幕吏に追われる身ながら建策数点を残す。63年(文久3)10月沢宣嘉(のぶよし)を擁して但馬国に入り,生野(いくの)代官所を襲撃して挙兵するが,敗れて捕らえられ,翌年(元治元)禁門の変に際し京都六角獄(ろっかくごく)で斬殺された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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