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評定所(ひょうじょうしょ)

江戸幕府の最高司法機関。1635年(寛永12)制度的に確立。江戸城竜の口にあった。構成員の中心は寺社・町・勘定の三奉行の評定所一座で,各自が専決できない重大事件や,管轄のまたがる訴訟などを各月3回の式日または立合(たちあい)に集会して,合議・裁判した。側用人・大目付・目付なども出席。京都所司代・大坂城代・遠国奉行らは江戸出府中,事務見習いのため傍聴した。「評定所法式」(「評定所掛看板」「評定所張紙」)は江戸幕府の基本法とされた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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