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兵庫(ひょうご)

神戸市の地名。古代は摂津国八部(やたべ)郡に属した。行基(ぎょうき)が整備した摂播五泊の一つ大輪田泊(おおわだのとまり)。平安末期に平清盛が経ケ島を築造し,鎌倉時代に重源(ちょうげん)が修復して日宋・日明貿易の拠点となった。中世は西国物産の中継地で兵庫関がおかれ,応仁・文明の乱で軍事拠点となったため日明貿易は堺に移り荒廃した。近世は西廻海運の中継地として栄えたが,兵庫開港の際,居留地造成の余地がなかったため神戸港がこれにかわった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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