722年(養老6)4月25日の太政官奏による,水旱異常に備えるための良田100万町の開墾計画。国郡司の監督のもとに,1人10日を限度として人夫を徴発し,用具は官物を貸与した。対象となる地域が全国なのか奥羽地方のみか,また地種に陸田(りくでん)が含まれるかなどについて定説はない。ただし地域については,その褒賞に勲位が含まれていることなどから奥羽地方とする説が有力。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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