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百人一首(ひゃくにんいっしゅ)

歌人100人の各1首を選んで配列した秀歌撰。とくにその嚆矢の「小倉百人一首」をいう。同書が室町時代以降に歌学の聖典として重視され,また注をえて流布し,さらに近世以後,歌かるたとして一般に広まるのに従い,多くの類書が編まれた。足利義尚撰「新百人一首」をはじめ,「後撰百人一首」「武備百人一首」「武家百人一首」「女房百人一首」がある。和歌以外でも,形式を模倣して,狂歌や俳句・川柳・名所・姿絵などの百人一首がうまれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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