ひめゆり部隊(ひめゆりぶたい)
太平洋戦争末期の沖縄で,1944年(昭和19)12月第32軍司令部の指示により,沖縄師範学校女子部・県立第一高等女学校の生徒で組織された看護隊。翌年4月の米軍上陸に際して,総数200人の生徒が沖縄陸軍病院に動員され,同年6月の沖縄戦争終結まで,天然の洞窟を利用した外科壕で負傷兵の看護にあたった。戦後,犠牲者の多かった摩文仁(まぶに)に,戦没した職員・生徒210人を合祀した慰霊塔「ひめゆりの塔」が建立された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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