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檜図屏風(ひのきずびょうぶ)

巨大な檜が画面を跋扈(ばっこ)する豪放な気分の金碧画(きんぺきが)。筆者は狩野永徳(えいとく)説が有力。桂宮家(旧八条宮家)伝来で,もとは襖絵(ふすまえ)であったことが画面に残る引手金具の跡からわかるが,1590年(天正18)創建の八条宮初代智仁(としひと)親王御殿の障壁画であったとは即断できない。縦169.7cm,横460.5cm。国宝。東京国立博物館保管。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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