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非戦論(ひせんろん)

日露戦争時に唱えられた開戦反対論。厭戦論も含めれば,幸徳秋水・堺利彦・片山潜・西川光二郎ら社会主義者,内村鑑三・柏木義円らキリスト教徒,歌人与謝野晶子らが代表的人物。幸徳・堺・内村らは新聞「万朝報」のちに「平民新聞」を拠点として非戦論を唱え,与謝野晶子は「君死にたまふこと勿れ」と題する歌をよんだ。しかし非戦論は少数,主戦論は圧倒的に多数で,日本の大半は主戦論に飲みこまれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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