土方歳三(ひじかたとしぞう)
生没 1835~69.5.11 新撰組副長。武蔵国多摩郡の農家に生まれ,散薬の行商のかたわら剣術を学び,江戸の天然理心流近藤周助の門弟となる。1863年(文久3)の将軍徳川家茂(いえもち)上洛にともなって組織された浪士隊に参加,京都に残留し,新撰組の結成に加わった。同郷の隊長近藤勇のもとで副長を勤めた。67年(慶応3)幕臣となり,戊辰(ぼしん)戦争では各地を転戦。69年(明治2)2月の箱館政権では陸軍奉行並に選ばれた。5月11日,五稜郭の戦闘で銃弾に倒れる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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