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醤(ひしお)

塩蔵発酵食品として古代から作られており,米・麦・大豆などからの穀醤,鳥獣から作る肉醤,果実や海草から作る草醤があった。穀醤は味噌・醤油の原形であり,固形分から味噌が,液汁として醤油が作られるようになるのは室町時代以降とされる。東南アジアでは魚醤が調味料として広く用いられているが,日本では穀醤が主流。今でも麦と大豆を蒸し,麹とまぜて発酵させて作り,冬季のおかずとする。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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