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飛脚問屋(ひきゃくどいや)

近世の民間の飛脚業者。民間の書状や小荷物の輸送は近世になって盛んとなり,この輸送を担う専門の飛脚業者である町飛脚が活動した。そのなかで,飛脚人足を雇用して飛脚業を手広く営む者が寛文・延宝期以降,江戸・京都・大坂の三都を中心に活躍するようになった。1772年(安永元)大坂の京飛脚屋仲間が,82年(天明2)江戸の定飛脚問屋が株仲間を公認されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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