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比企氏(ひきし)

平安後期~鎌倉前期の武蔵国の豪族。藤原秀郷(ひでさと)流。比企郡よりおこった。平安末,比企掃部允の妻比企尼は源頼朝の乳母として大功があり,甥の能員(よしかず)も頼朝の側近,頼家の乳母の夫として活躍。さらに女の若狭局(わかさのつぼね)が頼家に嫁して一幡(いちまん)を生んだため,頼家が将軍になると外戚として勢威をふるったが,その勢いを恐れた北条氏により1203年(建仁3)能員は謀殺され,一族は滅亡(比企氏の乱)。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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