略して彼岸とも。春秋の2季,春分・秋分の日を中日として7日間にわたって行われる法会。春分・秋分は昼と夜との時間が等しく,気候も寒暑の間にあって,法会執行に適するため彼岸会と称する仏徳讃歎の法会を行ってきた。起源は不詳だが,平安初期にはすでに行われていた。1873年(明治6)以前は暦本にしたがって行われたが,以後は毎年3・9両月の中旬末から下旬初めにほぼ一定した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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