東三条院とも。左京3条3坊1・2町にあった摂関家の邸宅。平安京の代表的邸宅。「拾芥抄」によれば,もと藤原良房(よしふさ)の邸宅であったといい,道長以降は代々の氏長者(うじのちょうじゃ)に属した。同邸の東にあった御倉町には,氏長者の象徴である朱器台盤(しゅきだいばん)などが保管されていた。里内裏(さとだいり)や重要な儀式にも用いられた。1166年(仁安元)京都大火の折に焼亡,以後再建されなかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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