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本朝皇胤紹運録(ほんちょうこういんじょううんろく)

「皇胤紹運録」「紹運録」とも。皇族の系図。皇子女を多く収録し,注記も詳しく,類書の代表。15世紀前半,後小松天皇の命により洞院満季(とういんみつすえ)が作成,のち数度にわたって追補され,三条西(さんじょうにし)実隆も書き継いだ。甘露寺親長の書写本など,最後の天皇を異にするさまざまな伝本がある。神代系図から始まる点で「帝王系図」諸本と区別される。満季の父洞院公定(きんさだ)の「尊卑分脈」との関連も指摘される。「群書類従」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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