本多正純(ほんだまさずみ)
生没 1565~1637.3.10 江戸初期の大名。正信の長男。徳川家康に仕え,側近として信任された。家康が将軍職を秀忠に譲り,1607年(慶長12)から駿府で幕政を統轄すると,最高実力者として政務を統轄。とくに外交・貿易面での権限は絶大であった。同年下野国小山藩主3万3000石。14年大坂冬の陣の講和後,豊臣側をあざむいて大坂城の内堀を埋めさせた。家康の死後,秀忠に仕え19年(元和5)下野国宇都宮藩主15万5000石。22年出羽国山形藩主最上氏の改易で城受取りに出向した留守に改易され,出羽国横手へ配流された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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