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本願寺(ほんがんじ)

本派本願寺・西本願寺とも。京都市下京区にある浄土真宗本願寺派の本山。竜谷山と号す。1591年(天正19)豊臣秀吉の土地寄進をうけた本願寺11世顕如が現在地に移転。顕如(けんにょ)の没後,長男教如と三男准如(じゅんにょ)の後継争いがおき,93年(文禄2)准如が正式に12世をつぐ。1602年(慶長7)徳川家康から寺地を寄進された教如は東本願寺をおこし,東西に分立。17年(元和3)失火により御影(みえい)堂・阿弥陀堂を焼失するが,36~1760年(寛永13~宝暦10)に再建。1881年(明治14)21世明如のとき,国会に先駆けて集会(宗会)を開設するなど組織を近代化。飛雲閣・書院・北能舞台・唐門,親鸞の「観無量寿経註」などの国宝や,大師堂・阿弥陀堂などの重文がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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